運命のボタン (2009) 115分
原題: The Box
オススメ度…(84点)
スタッフ
監督:リチャード・ケリー
脚本:リチャード・ケリー
原作:リチャード・マシスン
『死を招くボタン・ゲーム』
製作:リチャード・ケリー
製作総指揮:スー・ベイドン=パウエル
音楽:ウィン・バトラー
撮影:スティーブン・ポスター
編集:サム・バウワ―
あらすじ
1976年のクリスマスが近いある早朝(12月16日)、バージニア州リッチモンド。一人息子のウォルターがいる、足に障害を持つノーマと、NASAに勤務して宇宙飛行士を夢見ているアーサーのルイス夫妻。その元に差出人不明の箱が届けられる。その箱の中には赤いボタンが付いた謎の装置と、「夕方に御伺いします」と書かれた手紙が入っていた。不気味に思う夫妻だったが、その日の夕方、妻の前に顔の左半面に傷を持ったスチュワードと名乗る老人が実際に現れる。彼は装置のことを説明するのだが、それは「この装置のボタンを押せば100万ドルを手に入れることができる。しかし、世界のどこかに住んでいる、貴方の知らない誰かが死ぬことになる」という恐ろしいものだった。また老人は「24時間以内に決断できなかったり、誰かに告げ口すれば、取引は無効になる」という条件も提示するのだった。金銭的に不安を抱えていた夫妻は、この誘いに乗るべきかどうか迷ってしまうが、結局妻がそのボタンを押す。その装置はリセットされて、「あなたのことを知らない誰かに渡します」と老人は言い残し、装置を引き取って帰る。
アーサーは真実を知ろうとして老人の車のナンバー調査を警官である義父に依頼するが、警察が調査している殺人事件と、夫婦が送られた装置とが何らかの関係があることを知る。さらにベビーシッターとして来てもらったデイナも含み、彼ら夫婦に真実を告げようとした者はみな鼻血を出して倒れる。図書館で老人の過去と、老人とともに働く「従業員」の正体を知った二人のうち、アーサーは3つの扉から真実の扉をノーマの生徒の指示(2番目)に従い選んで、死後の世界を通って自宅に戻る。
老人・スチュワードと「従業員」の雇い主は宇宙人で、ボタンの装置は人類の利他主義に対する試み(テスト)だということが明らかになる。さらに老人は息子・ウォルターの目と耳の感覚を奪い、「100万ドルを手にして子供は生涯今のまま」「妻を夫が殺して子供は元通りに。100万ドルは子供が18歳の誕生日まで委託」という2つの選択を二人に迫る。二人は泣きながら後者の選択をする。
キャスト
ノーマ・ルイス…キャメロン・ディアス (はしのえみ)
アーサー・ルイス…ジェームズ・マースデン (桐本琢也)
アーリントン・スチュワード…フランク・ランジェラ (有本欽隆)
ウォルター・ルイス…ホームズ・オズボーン (成家義哉)
感想
ストーリーは、文句なし!!◎。
原作が読みたくなった。
感動作だとは思うけど、僕は泣けなかった。
まったく、自分勝手な試み(テスト)だ…。
こんな試みは、一生終わる訳ない。
(2013.9.8)